オンラインでの初講演を支えてくださった方達へ
リモート講演を聞かれた方、見られた方から、仲節はいいもんですねと幾つかメールをもらいました。一年に一回は聴かないとと言うお言葉までいただきました。
仲節とは、中身なのか、語り口なのか。多分両方を一緒くたにしたものが仲節なのだと考えます。
さてこのブログもそろそろ仲節をやってもいいかなぁーと考えています。内容は表題が変わっても一つのことを言っているようなものなので、ずっと仲節でした。これからは、語り口も、書き言葉的なものより語り口的なものにと考えています。
今回、講演では「大人」というキーワードに振り回され、準備の時にそこに時間を費やしました。どう処理したらいいのか、迷いました。結局、まずは子どもと対比することにして、子どものことをたくさん話そこから流れを作りました。ただそこを説明すしすぎると長くなってしまうので、短くまとめてと目論んだのですが、うまくいったかどうか。
あのように一人で喋るのは独り言のようになりますから危険がいっぱいです。妄想に走りそうになる危険です。しかも集中している先は、カメラのレンズですから、ますます危ないです。「時々ご自身の顔など見られましたか」と聞かれましたが、ほとんど、いや全然見ませんでした。見たらリズムが狂うような気がしたので、もっぱらカメラのレンズに向かって語りかけていました。目もレンズを睨み続けていました。皆さんは私が皆さんを見ていると言う錯覚を楽しまれたわけです。
講演会場では聴衆の方達が目の前にいると言うのは気晴らしになるものです。見慣れた顔、知らない顔を眺めながら話すのですが、こんなに話を進める原動力になつていたとは、今まで会場で聞いてくださった皆さんに感謝です。
でも今回も意外なことに、レンズの向こうに人がいるのだと言う感触が20分くらいしたところで感じられ、そこからはなんとなくいつものペースが掴め、話が前に進むのを感じながら話せました。ご覧になられた方からは、だんだん元気になってゆくがわかりましたと言われています。
今回は機会を通しているのに、全国に聞いていらっしゃる方がいるのだという感触が初体験できました。いつもそちらに伺っている方達が今日はこのレンズの向こうに一堂に会していらっしゃるのだと励まされました。
リモートがこれからは特殊なものでなくなるでしょうから、今回体験できたことで、これからのリモートの準備がしっかりできた気がして、リモートがトラウマにならずに済みます。
今回の回を支えてくださった皆んに感謝です。ありがとうございました。
そろそろ録画配信が始まると聞いています。またいろいろな感想が聞けるのが楽しみです。