秋に寄せて
秋のことが気になりながら、父の様子をうかがいながら計画を立てていましたから、なかなか煮詰まって行かずに皆様には随分迷惑をおかけしたのではないかと心苦しく思っております。
ようやく日程だけはまとまりましたので「ライアー・ゼーレからのお知らせ」を見てください。
この所ブログーの投稿を怠けています。
理由はある様な、ない様なです。理由と言うのは多かれ少なかれ言いわけの様なところがあり、「やりたくない人間は何千と理由を持っているものだ」と言うことわざがドイツにはありますが、やる気のある人間は二つ返事ですぐにするものですが、やらない人間、やりたくない人間はああでもない、こうでもないと講釈をたれ、挙句の果てにやらないで済む理由を見つけるのが落ちでそんな風に言われてしまうのでしょう。
今は言葉が空回りしてしまい、自分が言いたいことを言葉に置き換えることができないので、しょうがないしばらく休もうということで書いていません。力を抜いて書けるようになるまで待とうと決めています。
シューベルトのメロディーをアレンジしてライアーで弾いたCDがもうじき出ます。題して「ひかりのデジヤブ」。是非聞いてみてください。きっと新しい発見があると思います。
シューベルトの不思議さは力を抜いた所から音楽が生まれているところです。繰り返しになりますが、シューベルトは一番言いたいことをピアニッシモで言う人です。
先日合気道の偉大な先人たちの映像をyoutubeで見ていて、シューベルトはただ力を抜いていたのではなく、何か大きな力と一つになることで音楽を作っていたのだと気が付きました。今回のCDがそこまでの境地で弾けていたとは思いませんが、少なくともそのことを心の奥で踏まえていたことは確かです。
見上げた空に、朝夕の空気の中に少しずつ秋の気配を感じます。今年もどこかの会場でみなさまにお目にかかれることを楽しみにしております。