今日はクリスマス

2013年12月27日

メリークリスマスというのはキリスト教徒にとっては挨拶ですが、ほかの宗教の人たちにとっては、意味がないものです。それどころか、聞き捨てならないものであったりもします。多民族、多宗教が同居している国、ヨーロッパも随分人種がまざってきていますから案外神経質になってきています。

Seasons Greetingsという言い方をするケースが増えています。seasonいうのは四季、季節のことですが、一年の最後の時を改めてseasonと言うのは、四季を通じてこの時期に一番深いものを感じているのだと思います。一年の締めくくりなのでしょう。

日本語では一年が暮れてゆくということで、暮れといいますが、秋の夕暮れに象徴されるようにもの悲しい、内向的なところが暮れと言えそうです。ミレーの晩鐘と比べてみるのも、文化の違いが浮かび出て興味深いものです。

 

現代人は時間を抽象的なものとして扱っています。今は何時何分、この仕事は何時間かかる、あそこまで何時間かかるという見方しかできなくなっているので、一年に精彩をもたらす四季、一日が朝、昼、夕方、夜と推移して行くことを感じなくなっています。

時間がただ量として見られていて、質的な扱いは失われてしまったようです。

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