腹八分目、人六分目、真実半分
2019年10月2日
腹八分目で押さえて食べるのがいい。
人付き合いはのめり込んでは痛い目にあうので六分で付き合う。
真実は主観的なものだから、他の人が考えている真実と分かち合いながら五分で主張する。
昔言われたことが人生を少し経験してみるとわかるようになってくるものです。
満腹まで食べたら大抵は食べ過ぎです。過ぎたるは及ばざるがごとしの通りです。
人付き合いに関して昔はそんなバカなと思ったものですが、年をとるとそんなものかと納得してしまいます。どんな人でもある程度は疑ってかかれということなのでしょう、しかし六割は信じて付き合わにないと付き合いを維持することはできません。
真実が主観的なものというのにはなかなか気づきませんでした。哲学、イデオロギー、宗教というものはそこに居場所を見つけた人間にとっては絶対的なものと映るのでしょうが、その外側にいる人達からすれば、思い込みと思われているわけです。どちらも譲らず、引き分けですから、どちらに軍配をあげることもできないのです。
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仲正雄ブログ